しそ育て方 初心者向けに、苗の選び方から育て方のコツ、保存方法まで丁寧に解説します。
この記事を読めば、家庭菜園デビューでも安心してしその栽培が楽しめますよ。
「プランターでも育てられる?」「害虫が心配…」「収穫したしそってどう使えばいいの?」そんな疑問にもバッチリ答えます!
育てたしそを毎日の料理にプラスして、ちょっと豊かな暮らしを始めてみませんか?
さっそく一緒に見ていきましょう!
初心者でも失敗しないしそ育て方の基本5ステップ
初心者でも失敗しないしそ育て方の基本5ステップについてご紹介します。
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
①苗と種、どちらから始める?
しそを育てるには、種からでも苗からでもスタートできますが、初心者さんには「苗」から始めるのが断然おすすめです。
というのも、種から育てる場合は発芽させるまでにちょっとしたコツが必要なんですよね。
例えば、発芽には光が必要な「好光性種子」なので、土をかぶせすぎると芽が出てこなかったりします。
一方で苗なら、すでにある程度育った状態なので、失敗するリスクがぐっと減ります。
ホームセンターや園芸店で手軽に手に入りますし、春になると100円ショップでも売られていることが多いです。
まずは苗で「育てる楽しさ」を感じることが大事ですよ〜!
②植え付けの時期と気温の目安
しそを植える時期は「春」、具体的には4月中旬〜5月上旬がベストです。
気温で言うと、だいたい15℃以上が安定してきたタイミングが目安になります。
寒さに弱いので、まだ霜が降りる地域では少し遅らせるのがポイント。
早く植えすぎると成長が止まったり、葉がしおれてしまうので要注意です。
逆に遅すぎても収穫量が減ってしまうので、気温と天気をしっかりチェックしてから植えましょう!
③プランター選びと土の準備
プランターは「深さ15cm以上」のものを選ぶと、根がしっかり張れて育ちやすくなります。
幅は30〜40cmあると、2株くらい育てるのにちょうどいい感じですね。
土は市販の「野菜用培養土」でOK。初心者さんはこれが一番手軽で安心です。
底には鉢底石を敷いて、水はけを良くしましょう。これ、地味に重要です!
土のpHは6.0〜6.5が理想ですが、そこまで神経質にならなくてもOK。培養土なら大体クリアしてます。
④水やりと日当たりのコツ
水やりは「表面が乾いたらたっぷりと」が基本です。
しそは水切れに弱いので、特に真夏は朝と夕方の2回あげると安心です。
ただし、やりすぎもNG。根腐れの原因になるので、受け皿に水が溜まってたら捨てましょうね。
日当たりは「半日陰」がベスト。直射日光がガンガン当たる場所だと、葉が硬くなってしまいます。
午前中だけ陽が当たる場所や、レースカーテン越しの光が入るベランダなんかがおすすめです。
⑤収穫のタイミングと方法
しその葉は、苗の背丈が20cm前後になったら収穫できます。
葉が10枚以上ついたくらいが目安で、根元から3〜4枚は残すようにしましょう。
一気に全部収穫しちゃうと、成長が止まっちゃうので「少しずつ」が基本です。
また、先端を摘む「摘芯(てきしん)」をすることで、脇芽が増えて収穫量がアップしますよ。
こまめに収穫すれば、長い期間しそが楽しめるので、どんどん活用してくださいね〜!
しそを育てるメリット7つ
しそを育てるメリット7つをご紹介していきます。
それでは、ひとつずつ詳しく解説していきますね!
①手間が少なく初心者向け
しそは育てる手間が少ないので、ガーデニング初心者でも安心です。
水やりとたまの追肥くらいでOKなので、「忙しいけど何か育てたい!」という人にもぴったりですよ。
特に苗から育てれば失敗しにくいですし、病気にも強めな植物なんです。
土選びもこだわりすぎなくて大丈夫なので、肩肘張らずに始められるのが嬉しいですね。
何より、毎日少しずつ変化していく葉の様子を見るのが楽しいですよ〜!
②収穫までが早い
しその大きな魅力は、なんといっても「収穫までのスピード」!
種からでも30〜40日、苗からなら早ければ2〜3週間で収穫できるんです。
「育ててる実感をすぐ味わいたい!」って人にとっては、これほど嬉しい植物はないですよね。
タイミングさえ合えば、夏の間ずっと収穫を楽しめますし、料理にもすぐ使えるから最高です。
成長も早いので、日々の変化にワクワクしながら観察できますよ!
③家庭料理にすぐ使える
収穫したしそは、和食を中心にあらゆる料理に使える万能選手です。
冷奴や味噌汁、パスタ、おにぎり、炒め物など、ちょっとしたトッピングにも便利!
市販のものだと使いきれずにしおれてしまうこともありますが、家庭菜園なら「必要な分だけ」摘んで使えるのがいいですよね。
香りも鮮度も段違いなので、料理のクオリティも一気に上がります。
「今日は何にしそを使おうかな?」って考えるのも楽しいんですよ〜!
④香りと栄養価が抜群
しそは香りがとても良いだけでなく、栄養価も高いんです。
特に「βカロテン」「カルシウム」「鉄分」「ビタミンC」などが豊富に含まれていて、免疫力アップにも効果が期待されてます。
しかも抗酸化作用も高いので、美容や健康を意識する人にとってはうれしい存在。
香り成分にはリラックス効果もあると言われていて、食べるだけでちょっと癒されるんですよ。
毎日の食卓にちょい足しするだけで、体に優しい一品が完成します!
⑤害虫がつきにくい
しそは香りが強いため、虫がつきにくい植物としても知られています。
完全に無害とは言えませんが、他の葉物野菜に比べるとかなり育てやすいですよ。
アブラムシやハダニが出ることはあるけど、早めに気づけば対応も簡単です。
また、ナメクジやカメムシが出ても、葉の枚数が多いので被害が少ないのも助かるポイント。
防虫ネットなどを使わなくても育てられるのは、初心者にとってはかなりありがたいですよね!
⑥プランターでも栽培OK
広い庭がなくても、しそは「プランター」や「鉢植え」で十分育てられます。
ベランダや玄関先でも大丈夫なので、マンションやアパート暮らしの方にもぴったり。
直射日光さえ避ければ、明るい場所ならどこでも育ちます。
必要なスペースはほんの少しでOKなので、気軽に始められますよ!
見た目も緑が鮮やかでインテリア感覚で楽しめるのもいいところです。
⑦コンパクトで省スペース
しそは背丈もそんなに高くならず、横にも広がらないので、省スペースでもOK!
育ててる途中でカット(摘芯)すれば、よりコンパクトにまとまっていきます。
プランター1つで済むから、狭いベランダでもぜんぜん問題なし。
室内でも育てられるので、キッチンガーデンとして楽しんでいる人も多いですよ。
ちょっとしたスペースがあればOKなので、「家庭菜園はハードル高そう」と感じてた人にこそおすすめです!
しそ栽培でよくある失敗と対策6選
しそ栽培でよくある失敗と対策6選を紹介します。
しその栽培でつまずきやすいポイント、ひとつずつ見ていきましょう!
①芽が出ない・発芽しない
しその種をまいたのに、なかなか芽が出てこない…。初心者あるあるのひとつです。
しそは「好光性種子」といって、光がないと発芽しにくい性質があります。
つまり、土をかぶせすぎると光が遮られてしまい、芽が出ません。
土はうっすらと覆うだけ、もしくはまいたあとの土を軽く押さえる程度にとどめましょう。
あとは水を切らさず、日当たりの良い場所に置いて様子を見てくださいね。
②葉が黄色くなる
順調に育っていたはずの葉が、いつの間にか黄色くなってしまった…ということも。
これは「肥料不足」または「水やりのやりすぎ」が主な原因です。
特にプランター栽培では、栄養がどんどん流れてしまうため、追肥が大事になります。
2週間に1回くらいのペースで、液体肥料を与えると元気になりますよ。
水やりも土の表面が乾いてからにすることで、根腐れを防げます。
③虫がついてしまう
しそは比較的虫がつきにくい植物ですが、油断は禁物。
特にアブラムシやハダニ、ナメクジなどが出ることがあります。
アブラムシには牛乳をスプレーして乾かすと、呼吸できずに退治できます。
ナメクジは夜に活動することが多いので、見つけたら手で取るか、ビールトラップが効果的です。
葉の裏をこまめにチェックして、早めの対応が肝心ですよ!
④徒長してヒョロヒョロに
茎が細くてヒョロヒョロ、まっすぐ立ってくれない…それは「徒長」です。
原因は、日光不足や水分過多の可能性が高いです。
日当たりの良い場所に移動し、水やりの頻度を見直すことで改善できます。
また、風通しが悪いと軟弱になりがちなので、ベランダなど風が通る場所で育てると効果的です。
ある程度成長したら、支柱でサポートするのもアリですよ〜!
⑤葉が硬くなってしまう
しその葉がゴワゴワと硬くなって、美味しくない…そんなときは「日差しの当たりすぎ」が原因かも。
直射日光が強すぎると、葉が厚く硬くなりがちなんです。
理想は「半日陰」もしくは「午前中だけ日が当たる場所」。
また、葉が成長しすぎた場合も硬くなりやすいので、適度に収穫してやることも大切です。
早め早めの収穫で、柔らかい葉を楽しみましょう!
⑥収穫しすぎて株が弱る
しそはどんどん葉が出てくるので、ついつい収穫しすぎてしまいがち。
でも、あまりに一気に摘みすぎると、株が弱って次の葉が出なくなってしまいます。
目安としては、1度に全体の1/3くらいまでにとどめると安心です。
また、葉だけでなく「先端の芽」ばかり取ってしまうと、成長点を失ってしまうので注意。
バランスよく間引きながら、株全体を見守っていくことが長持ちの秘訣ですよ。
しそ育て方に必要な道具と費用まとめ
しそ育て方に必要な道具と費用まとめを詳しく解説します。
家庭菜園を始めるときって、どれくらいお金がかかるのか気になりますよね?
ここでは、しそ栽培に必要な道具と費用の目安を紹介していきます。
①初期費用はいくらかかる?
しそ栽培にかかる初期費用は、ざっくり言うと「1,000円前後」で始められます。
道具 | 目安価格 |
---|---|
プランター(深さ15cm以上) | 300〜500円 |
培養土(5〜10L) | 200〜400円 |
苗(1〜2株) | 100〜200円 |
鉢底石 | 100〜150円 |
ジョウロ・スプレー | 100円〜 |
これだけ揃えば、すぐにでも育て始められます。
一度揃えた道具は何度も使えるので、コスパも良いですよ〜!
②あると便利なグッズ
しそ栽培に必須ではないけれど、あると便利なのが以下のアイテムです。
- 移植ごて(ミニスコップ)
- 園芸用ハサミ
- ラベル(品種や植え付け日を書く)
- 防虫ネット
- 液体肥料
特に「園芸用ハサミ」は、収穫や摘芯に欠かせません。
キッチンバサミでも代用できますが、切れ味が悪いと葉を傷めるので注意が必要です。
100均でも十分揃うので、探してみてくださいね!
③100均で揃うおすすめ道具
実は、しそ栽培に必要なものはほとんど100均で揃えられるって知ってましたか?
ダイソーやセリアでは、プランター・土・苗・ジョウロ・肥料など、必要なものがほぼ手に入ります。
例えば、100円で苗を2株買えば、それだけで夏の間ずっとしそ生活を楽しめるかも。
中にはオシャレな鉢やプランターもあるので、インテリア感覚でも楽しめます。
「まずはお試しで育ててみたい!」って方には、100均アイテムが本当に便利ですよ〜!
④コスパのいい土と肥料の選び方
しそはそんなに肥料を欲しがる植物ではありませんが、やっぱり育ちを良くするには良い土と肥料が大切です。
初心者さんにおすすめなのは「野菜用培養土」。すでに肥料がブレンドされているので、そのまま使えます。
コスパで選ぶなら、ホームセンターのプライベートブランドがおすすめ。
液体肥料も100均で買えますが、使いやすさで言えばポンプ式やボトルタイプが便利です。
「週に1回、キャップ1杯混ぜて水やり」くらいの手間で、ぐんぐん育ってくれますよ!
しそをもっと楽しむ!保存法&レシピ活用法
しそをもっと楽しむ!保存法&レシピ活用法についてご紹介します。
せっかく育てたしそ、できるだけ長く・おいしく楽しみたいですよね。
保存法とレシピを知っておけば、しそ生活がさらに充実しますよ〜!
①冷凍・乾燥で長持ちさせる方法
しそは生のままだと、冷蔵保存でだいたい2〜3日が限界です。
長持ちさせたいなら、「冷凍保存」か「乾燥保存」がおすすめです!
冷凍する場合は、洗って水気をふき取り、1枚ずつラップに挟んで重ねてジップロックへ。
使うときは自然解凍か、そのまま料理に入れてOK。香りは少し落ちますが、便利さは抜群です!
乾燥保存なら、しそをキッチンペーパーに並べて電子レンジで加熱(600Wで30秒〜1分程度)すると簡単にドライしそに。
粉砕すればふりかけにもなりますよ!
②おすすめ簡単レシピ3選
しそを料理に使いたいけど、どう使えばいいかわからない…という方も多いはず。
以下に、超簡単なのに美味しい「しそ活用レシピ」を3つ紹介しますね!
レシピ名 | 材料 | ポイント |
---|---|---|
しそ入りおにぎり | ごはん・塩・刻んだしそ | 混ぜて握るだけで香りが最高! |
しそ豚巻き | 豚バラ・しそ・塩コショウ | 巻いて焼くだけ!お弁当にも◎ |
冷奴のしそトッピング | 豆腐・しそ・醤油・ごま | サッと乗せて風味アップ! |
どれも手間いらずで、すぐに作れるのでおすすめですよ〜!
③しそジュースや漬物にアレンジ
実はしそ、飲み物や保存食にもぴったりなんです。
「しそジュース」は、赤じそを煮出して砂糖とクエン酸を加えるだけで作れます。
さっぱりとした風味で、夏バテ防止にも効果あり!炭酸水で割るとオシャレなドリンクに変身します。
緑の青じそでも漬物にすると美味しいんです。
醤油・みりん・酢で作った漬けダレにしそを漬けて、冷蔵庫で1日寝かせれば完成。
ご飯のおともや冷奴に乗せても絶品ですよ〜!
④大量収穫時の保存術
しそがたくさん収穫できると、うれしいけど「使いきれないかも…」って思いますよね。
そんなときは「しそ醤油」「しそ味噌」などの調味料化が超おすすめ!
刻んだしそを醤油に入れて寝かせれば、香り豊かな万能調味料になります。
また、しそと味噌・砂糖・みりんを練り合わせて「しそ味噌」にすれば、ご飯にも野菜スティックにも合います!
瓶に詰めておけば、冷蔵で1〜2週間は保存できますし、贈り物にも喜ばれますよ〜!
まとめ|しそ育て方 初心者でもできる育て方を一覧でチェック!
初心者でも簡単に始められるしその育て方、思ったよりシンプルだったのではないでしょうか?
苗から始めれば失敗しにくく、プランター栽培ならベランダでも気軽に楽しめます。
さらに、しそは収穫も早く、料理にすぐ活用できるので「育てる楽しみ」と「食べる楽しみ」の両方を味わえます。
大量に収穫できたときの保存法やレシピも覚えておけば、家庭菜園ライフがぐっと広がりますよ!
迷っているなら、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。