秋が深まると、さつま芋掘りの季節が到来します。学校のイベントなどでさつま芋掘りに参加する方も多いのではないでしょうか。
掘りたてのさつま芋を楽しみにして、いざ味わってみたら…意外と甘くないことに驚かれた経験はありませんか?
実は、収穫直後のさつま芋は甘さが足りないことが多いのです。
この記事では、掘りたてのさつま芋をより甘くする方法と簡単なレシピを紹介します。
掘りたてのさつま芋が甘くない理由
収穫直後のさつま芋は、水分が多く含まれており、糖分がまだデンプンの形で存在しているため甘くないのです。
甘さを引き出すためには、デンプンが糖に変わるまで時間をかけてじっくり寝かせることが重要です。
一般的には、収穫後1~2週間室温で保存することで甘みが増し、最も美味しい状態になるのは収穫後2週間から1ヶ月程度です。
市販されているさつま芋は、この熟成期間を経てから販売されるため、購入してすぐに美味しく食べられます。
さつま芋を収穫した後の注意点
さつま芋を掘った直後に気をつけるべきことは、水で洗わないことです。水を吸いやすく、カビが生じやすくなるためです。
掘りたてのさつま芋は、土を軽く払って、風通しの良い場所でしばらく干すのが最適です。これにより甘みを増すための基盤が整います。
甘くするための簡単な方法
さつま芋が十分に乾燥した後は、土がついたまま新聞紙で一つずつ包んで、紙袋やダンボール箱に入れ、室温(10~15℃程度)で2週間から1ヶ月保管します。
この期間には麦芽糖が増え、甘みが強まります。
この方法で、簡単に甘くなるさつま芋を楽しむことができます。保管は10~15℃が理想で、冷蔵庫は避け、通気性の良い紙袋やダンボールを使うことがお勧めです。
我が家で人気のさつまいもの食べ方
大量に収穫したさつまいもをどのように使い切るか、毎年悩むことはありませんか?
焼き芋、大学芋、天ぷら、さつまいもご飯、スイートポテトなど、さつまいもを使った料理は多岐にわたりますが、我が家ではシンプルかつヘルシーな蒸し芋が特に好評です。
その作り方はとても簡単です。
- さつまいもをしっかりと洗い、炊飯器に入る大きさにカットします。
- 芋が半分ほど浸かるくらいの水を加えます(約100cc)。
- 炊飯器のスイッチを押すだけ!
これだけで、簡単にほっくりとした甘いさつまいもが楽しめます。ぜひ試してみてください。
まとめ
さつまいもは適切に寝かせて保管することで、その甘みが格段に増します。
すぐに食べたいという気持ちを抑え、時間をかけてじっくり熟成させることで、より甘いさつまいもを味わうことができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。