ハーブを育てているのに、なぜか虫が寄ってきて困った経験はありませんか?
「ハーブ=虫除け」というイメージなのに、実際にはアブラムシやハダニなど、さまざまな虫がやってきてびっくりする方も多いはず。
この記事では、「ハーブ 虫 寄ってくる」というお悩みについて、虫が寄る理由から、虫がつきやすい&つきにくいハーブの違い、具体的な駆除や予防のコツまで、まるごと分かりやすく解説します。
ハーブ初心者さんでも今日から実践できる対策や、快適なハーブ栽培のポイントが満載ですよ。
ハーブと虫の上手な付き合い方を知って、家庭菜園をもっと楽しくしてみませんか?
ハーブに虫が寄ってくる理由と原因を徹底解説
ハーブに虫が寄ってくる理由と原因を徹底解説します。
それでは、順番に詳しく解説していきますね。
①虫が好むハーブとその成分
実は「ハーブ」と聞くと、虫が寄ってこないイメージを持つ方が多いのですが、すべてのハーブが虫除けになるわけではないんです。
中には、虫が大好きな成分を持っているハーブもあって、バジルやミントなどはアブラムシやハダニなどの標的になりやすい傾向があります。
バジルの場合、葉っぱに含まれる「エストラゴール」や「リナロール」といった香り成分は、人間には爽やかに感じるものの、虫によっては“ご馳走”とされることも。
他にも、ミントの「メントール」やローズマリーの「カンファー」など、ハーブごとの個性的な香り成分が、虫によって「寄せる効果」になってしまう場合もあります。
香りの強いハーブだからといって必ずしも虫を遠ざけるわけじゃなく、「虫によって好き嫌いが違う」と覚えておくと良いですよ。
このあたり、育ててみて「あれ?思ったより虫が多い!」と感じる人は少なくないです。私も初めてバジルを植えた時に、アブラムシの大群にびっくりした経験があります…!
②ハーブの育て方や環境の影響
ハーブが虫に狙われるかどうかは、育て方や環境にも大きく左右されます。
特に「風通しの悪い場所」や「湿度が高い環境」だと、虫が住み着きやすくなります。
また、肥料のやりすぎや水やりのしすぎで「過保護」に育ててしまうと、葉が柔らかくなり、これがまた虫にとっては最高のご馳走になってしまうことも。
葉が密集していたり、プランターがギュウギュウ詰めだと、アブラムシやハダニが一気に増えやすいです。
「ハーブは丈夫だから放置でOK!」と思いがちですが、放置しすぎても、逆に過保護にしすぎても、虫が寄りやすくなってしまうんですよね。
家庭菜園は「ほどよい手入れ」が大事、というのは本当によく実感します。
③虫の発生しやすい時期と条件
虫が一気に増えるタイミングは「春~初夏」と「秋」がピークです。
特に暖かくなってきて湿気が多くなる5月~7月ごろ、そして9月~10月あたりは要注意。
ハーブは基本的に春から夏にかけてグングン成長するので、その分虫にとっても食べごろの新芽がたくさん出てきます。
また、雨が続く時期は「ナメクジ」や「カタツムリ」など、湿気を好む虫が大量発生することもあるので、油断できません。
「育てる時期」「その年の天気」などによっても、虫の寄り具合はけっこう変わってきますよ。
毎年ちょっとずつ違うから、「去年は平気だったのに今年は大発生!」なんてことも、家庭菜園ではよくある話なんです。
④なぜハーブは虫除けになると言われるのか
そもそも「ハーブは虫除け効果がある」と聞いたことがある方、多いですよね。
実際、ラベンダーやレモングラスなど一部のハーブには「虫が嫌う香り成分」が含まれていて、蚊やハエを寄せつけない効果があることは事実です。
たとえばラベンダーには「リナロール」「カンファー」など、昆虫が苦手とする成分が豊富ですし、レモングラスやシトロネラには「シトラール」や「シトロネラール」など、天然の虫よけ成分がたっぷり。
ただ、こうした虫よけ効果は「すべての虫に有効」というわけではなく、特定の虫(蚊やハエ、蛾など)に強いものが多いんです。
アブラムシやハダニ、ナメクジなどには、残念ながらあまり効き目がない場合もあります。
「虫除けハーブ」だからといって絶対に虫が来ない!と油断せず、「虫ごとに効果が違う」という点を理解しておくと安心ですよ。
ハーブを育てるときは、「香り成分の効果は万能ではない」と知っておくと、より現実的に家庭菜園を楽しめると思います。
虫が寄ってくるハーブの種類と特徴6選
虫が寄ってくるハーブの種類と特徴6選を紹介します。
それぞれのハーブごとに、どんな虫が寄りやすいのか見ていきましょう!
①バジルに寄る虫の種類
バジルは家庭菜園でも大人気のハーブですが、実は虫がとても寄りやすいハーブのひとつです。
特に「アブラムシ」「ハダニ」「ヨトウムシ」「コナジラミ」などが好んでやってきます。
アブラムシは、新芽や柔らかい葉を狙って一気に群がり、バジルの成長を妨げます。
ハダニは葉の裏側に小さなクモの巣のようなものを作って繁殖し、葉が黄色くなったり、しおれてしまう原因になります。
また、夜になると「ヨトウムシ」という芋虫がバジルの葉を丸ごと食べてしまうことも…。
コナジラミは小さな白い虫ですが、大量発生するとバジルが病気になりやすくなるので注意が必要です。
特に春から夏にかけて虫が増えるので、こまめな観察とケアが大事ですよ!
私もバジルをベランダで育てていたとき、朝に葉っぱを見て「おや…?」と思ったら、アブラムシの大群が…。見つけた瞬間、鳥肌が立ちました(笑)。でも慌てずに対策すれば大丈夫です!
②ミントに寄る虫の種類
ミントは「丈夫で育てやすい」と言われますが、実際は意外と虫に好かれることも多いです。
主に「ハダニ」「アブラムシ」「ヨトウムシ」「ナメクジ」などがよくつきます。
特にハダニは乾燥気味の環境を好むので、ミントの鉢植えやプランターは気をつけましょう。
葉の裏側をじっくり観察すると、小さな点々やクモの巣状のものが見つかったらハダニのサインです。
アブラムシもよく集まり、ミントの成長点を狙って養分を吸い取ってしまいます。
ナメクジは雨上がりや湿気の多い夜に登場し、柔らかい葉を食べてしまいます。
私も夜中にベランダに出てみたら、ミントにナメクジがくっついているのを発見…。あの感触は忘れられません(笑)。
強い香りで虫を遠ざけるイメージですが、実際は「ミントも虫のご馳走」になることがありますよ。
③ローズマリーに寄る虫の種類
ローズマリーは「虫がつきにくい」とされますが、実際は「ヨトウムシ」「アブラムシ」「コナジラミ」などがつくことがあります。
特に若葉や新芽の部分にアブラムシが集まることが多く、放置していると葉が丸まったり、成長が止まったりします。
また、ローズマリーは葉が細長いので、気づかないうちに虫が隠れていることも多いです。
ヨトウムシは夜のうちに葉を食べてしまうので、朝チェックすると「えっ、こんなに穴が!?」と驚くことも。
コナジラミも付着しやすく、葉の裏側をよく観察するのがおすすめです。
とはいえ、バジルやミントほど大量に虫がつくことは少なめなので、「比較的育てやすいハーブ」と言えます。
ちょっとした変化にも早めに気づければ、被害は最小限に抑えられますよ!
④ラベンダーに寄る虫の種類
ラベンダーは「虫除け効果が高い」とされますが、それでも「ハダニ」「アブラムシ」「カイガラムシ」がつくことがあります。
特にハダニは、ラベンダーが乾燥した場所を好むため発生しやすいです。
葉がカサカサしたり、色が悪くなってきたらハダニの可能性を疑ってみましょう。
アブラムシは新芽や花のつぼみに付きやすく、花の咲く時期は特に注意。
カイガラムシは、茎や枝にくっついて植物の養分を吸い取るため、見つけたら早めに取り除きましょう。
ラベンダーは「比較的虫がつきにくい」と思われがちですが、油断すると発生します。
水やりや剪定など、基本的なケアをしっかり続けていれば、ひどい被害にはなりにくいですよ!
⑤レモングラスに寄る虫の種類
レモングラスは虫除けの代表格として有名ですが、「ハモグリバエ」「アブラムシ」「ヨトウムシ」などが寄ることもあります。
ハモグリバエは葉の中をグネグネと通って白い筋を作るので、見つけたらすぐに葉を摘み取りましょう。
アブラムシは新芽や成長点に付きやすく、放置するとどんどん増えていきます。
ヨトウムシは夜に活動し、レモングラスの葉を大胆に食いちぎります。
「虫除け」として有名でも、「完全に無敵」なわけではありません。
育てるときは定期的な葉のチェックや、異変があればすぐに対処するのがおすすめです。
個人的には「虫除け」と「虫がつかない」は別物、と考えておくとストレスが減りますよ。
⑥その他よくあるハーブと虫
他にも「シソ」「パセリ」「ディル」「チャイブ」など、人気のハーブにも虫はつきます。
たとえば、シソは「ハモグリバエ」「ヨトウムシ」「アブラムシ」がよく寄ります。
パセリは「アゲハチョウの幼虫」が葉を食べることが有名で、ディルやチャイブにもアブラムシやハダニがつきやすいです。
どのハーブでも「柔らかい葉」や「新芽」の部分は、虫にとって栄養たっぷりのご馳走。
虫が発生しやすい時期は、毎日葉っぱの裏側までしっかり観察することが大切です。
もし虫を発見したら、早めに手作業で取り除いたり、オーガニックな防虫スプレーを使うなど、こまめな対応がポイントですよ!
虫が寄りにくいおすすめハーブ5選
虫が寄りにくいおすすめハーブ5選を紹介します。
「虫がつきにくい」と評判のハーブたちを、それぞれ詳しく解説します!
①ラベンダーの虫除け効果
ラベンダーは、虫除けハーブの代表格です。
独特の香りには「リナロール」「カンファー」「酢酸リナリル」といった虫が嫌う成分がたっぷり含まれています。
特に「蚊」「ハエ」「ガ」などの飛ぶ虫には抜群の忌避効果があります。
鉢植えや花壇のそばにラベンダーを置くだけで、周囲の虫がグッと減る実感があるという声も多いです。
さらに、花や葉を乾燥させてサシェ(香り袋)にしたり、ドライフラワーを室内に吊るすだけでも虫除け効果が続きます。
もちろん万能ではないので、アブラムシやハダニなど一部の虫は寄ってしまうこともありますが、他のハーブより明らかに虫が少ない印象です。
ガーデニング初心者にもおすすめできる、育てやすくて頼もしいハーブですよ!
私もラベンダーは毎年育てていて、特に夏場のベランダで効果を感じています。「あれ、蚊が少ない…?」なんて驚いたこともあるので、ぜひ一度お試しを!
②ローズマリーの虫除け効果
ローズマリーも、虫が寄りにくいハーブとして定番の存在です。
ローズマリーの「カンファー」や「1,8-シネオール」といった成分は、昆虫が本能的に避けると言われています。
特に「蚊」や「ハエ」などにはしっかりとした効果があり、家庭菜園の防虫アイテムとしてもよく使われます。
丈夫で育てやすく、乾燥や暑さにも強いので、ガーデニング初心者さんにも人気があります。
鉢や花壇に植えておくだけで他の野菜やハーブも守ってくれる「コンパニオンプランツ」としても優秀。
香りを活かした簡単な防虫スプレーも作れるので、活用の幅が広いですよ!
実際、私も夏にローズマリーの枝を切って玄関に飾っていたら、蚊が減った実感がありました。ぜひ家庭でも取り入れてみてくださいね。
③タイムの虫除け効果
タイムは小さな葉っぱに強い香りが詰まったハーブで、こちらも虫が寄りにくいことで有名です。
「チモール」「カルバクロール」などの精油成分は、害虫だけでなく菌類も寄せつけにくくしてくれるので、病害虫のダブル対策にも◎。
タイムの葉っぱをこすって手につけると、ほんのりスパイシーな香りが広がります。
この香りが虫にとっては嫌な匂いで、特に「蚊」や「アリ」「ガ」に対して効果的です。
花壇や鉢の縁に植えて「バリア」のように使うのもおすすめですし、寄せ植えでも大活躍。
丈夫で育てやすいので、家庭菜園の頼れる味方になりますよ!
個人的には、タイムを植えてからベランダでアリを見る回数が激減したので、びっくりしました。ぜひ試してみてください!
④ペパーミントの虫除け効果
ペパーミントは、さわやかな香りと強い清涼感が特徴ですが、「メントール」という成分が虫除けに役立っています。
特に「蚊」「ハエ」「ゴキブリ」など、家庭に現れてほしくない虫たちに対して忌避効果があります。
葉っぱを摘んで窓辺やキッチンに置くだけでも効果的ですし、葉を乾燥させて防虫ポプリにしても◎。
ただし、葉が柔らかいのでアブラムシやハダニがまったく来ないわけではないですが、他のハーブよりも虫が少ない印象です。
ペパーミントは繁殖力が強いので、プランターや鉢で育てるのがおすすめですよ!
私の家でも、夏になるとペパーミントの鉢植えをベランダに並べて、虫除けとリラックス効果の両方を楽しんでいます。
⑤レモングラスの虫除け効果
レモングラスは、虫除け成分「シトラール」や「シトロネラール」が豊富で、特に「蚊」に対して高い効果を発揮します。
アロマオイルや防虫スプレーなど、レモングラスの香りは市販品にもよく使われていますよね。
鉢植えや花壇に置くだけでも、自然な虫除けになるので、アウトドアやガーデニング好きにぴったり。
葉をちぎって玄関や窓際に吊るすと、香りと虫除け効果を同時に楽しめます。
また、料理にも使える万能ハーブなので「食べられて虫除けもできる」一石二鳥のハーブです。
個人的には、夏場に窓を開けてレモングラスの鉢を置いているだけで、蚊の侵入がかなり減った気がします。
ぜひ一度、虫除け目的で取り入れてみてください!
ハーブに虫が寄ってきたときの対処法・駆除方法5選
ハーブに虫が寄ってきたときの対処法・駆除方法5選を紹介します。
それぞれの方法を詳しくご紹介しますね。
①手作業での駆除
虫がハーブについているのを見つけたら、まず一番手軽で確実なのが「手作業での駆除」です。
葉っぱの裏や茎を観察し、アブラムシやハダニ、カイガラムシなどを見つけたら、割り箸やピンセットで優しく取り除きます。
ティッシュや湿らせたガーゼでサッとふき取るのも効果的です。
また、ナメクジやヨトウムシなど大きめの虫は、夜や雨上がりに多く見つかるので、そのタイミングでチェックすると取りやすいです。
手作業だと少し根気がいりますが、「薬剤は使いたくない」「収穫して食べるハーブだから安心したい」という方には一番おすすめ。
慣れてくると、パトロール感覚で楽しくなってきますよ!
私も毎朝の「ハーブ見回り」が日課になっていて、虫を見つけたらピンセットでサッと退治しています。コツは「すぐにやること」ですね。
②オーガニック防虫剤の活用
「手作業はちょっと面倒…」「虫が多すぎて手に負えない!」という場合は、オーガニックな防虫剤を使うのがおすすめです。
たとえば、家庭でも簡単に作れる「ニームオイルスプレー」や「木酢液」、「牛乳スプレー」などは、ハーブにも安全に使えます。
市販のオーガニック系防虫スプレーも豊富に出ているので、植物用のものを選ぶと安心です。
天然成分で作られているため、食用のハーブにも使用OKなものが多いですよ。
ただし、「使用回数」や「希釈の濃度」には注意しましょう。
防虫剤の種類 | 主な効果・特徴 | 使用の注意点 |
---|---|---|
ニームオイル | 幅広い害虫に効果/臭いは少し強め | 希釈して葉全体に噴霧/雨後は再度散布 |
木酢液 | 殺菌効果もあり/虫の忌避に有効 | 原液は使わない/周囲の植物にも配慮 |
牛乳スプレー | アブラムシ・ハダニ対策に効果的 | スプレー後は水で軽く洗い流す |
防虫剤は「早め&定期的」に使うのがポイント。自然派志向の方もぜひ活用してみてください。
私も夏場はニームオイルに何度も助けられています。「人にも植物にも優しい」と思うと気が楽ですよ!
③水やり・葉の管理ポイント
ハーブを元気に育てつつ虫を寄せつけないためには、「水やり」や「葉の管理」も大切です。
まず、水やりは「朝のうち」に行うのがおすすめ。夜や夕方に水をやると、湿度が高くなり虫やカビが発生しやすくなります。
また、葉の表面にホコリや汚れが溜まると、虫が隠れやすくなったり病気の原因にもなるので、時々やさしく霧吹きしたり、葉をふき取ると清潔を保てます。
葉が密集しすぎている場合は、こまめに間引いて風通しをよくしましょう。
「水やりは控えめ」「土の表面が乾いてから」を意識するだけで、虫が減ることも多いです。
これだけでもトラブルをかなり防げるので、ぜひ試してみてくださいね!
私も朝の水やりを習慣にしてから、ハーブの元気さがグッとアップし、虫の発生も減った気がします。
④コンパニオンプランツの利用
「コンパニオンプランツ」という方法をご存じですか?
これは、虫を寄せつけにくいハーブと、寄りやすい野菜やハーブを一緒に植えることで、互いに守り合う方法です。
たとえば「バジル+トマト」「ローズマリー+キャベツ」「ラベンダー+マリーゴールド」などの組み合わせが定番。
虫が苦手な香りを持つハーブをそばに植えることで、全体の虫害をぐっと減らせます。
組み合わせ | 主な効果 |
---|---|
バジル+トマト | アブラムシ・コナジラミを遠ざける |
ラベンダー+マリーゴールド | 根や茎に寄る害虫をブロック |
ローズマリー+キャベツ | モンシロチョウを遠ざける |
おしゃれで実用的な方法なので、ぜひ家庭菜園でも取り入れてみてください!
私もコンパニオンプランツにしてから、トマトやナスの虫被害が激減しました。ガーデニングがもっと楽しくなりますよ!
⑤虫が増えた場合の最終対策
「気づいたら虫が大発生!」というときは、思い切った対策が必要です。
まずは被害が大きい葉や茎は「潔くカット」して、ゴミ袋で密閉処分しましょう。
それでも被害が収まらない場合は、鉢ごと新しい土に植え替えたり、場所を変えるのも有効です。
どうしても手に負えない場合は、農薬(なるべく天然成分のもの)をスポット的に使用する選択肢もあります。
ただし、食用のハーブに農薬を使う場合は、使用基準や収穫時期を必ず守りましょう。
「絶対に元に戻したい!」という気持ちよりも、「今シーズンは休ませて、来年また挑戦」くらいの気持ちでいると、家庭菜園もストレスなく続けられます。
私も過去に「全滅寸前」まで虫にやられたことがありますが、潔くリセットしたことで次の年は驚くほど元気なハーブが育ちました!
ハーブと虫の関係を知って快適に育てるコツ7つ
ハーブと虫の関係を知って快適に育てるコツ7つを紹介します。
快適にハーブを楽しむためのコツを、ひとつずつ分かりやすく解説しますね!
①虫が寄る前に予防するコツ
虫が大量発生してからあわてて対策を考えるより、最初から「虫が寄りにくい環境」を作っておくのが一番楽です。
まず大切なのは、「こまめに観察すること」。毎日1分でもハーブの葉や茎、裏側までよくチェックしてください。
小さな虫や卵を早めに発見できれば、被害が広がる前にサッと取り除けます。
また、乾燥や過湿など、極端な環境にしないことも大切です。
害虫は「弱った植物」を狙ってくることが多いので、健康な状態をキープしましょう。
初心者さんは「観察」「水やりのタイミング」「葉の混み具合」を毎日気にしてみてください。ちょっとした変化にも気づきやすくなりますよ!
②害虫と益虫の違いを知る
ハーブに集まる虫の中には、実は「益虫」もいるって知っていますか?
たとえば「テントウムシ」や「クモ」はアブラムシを食べてくれるので、むしろ味方です。
一方、「アブラムシ」「ハダニ」「ヨトウムシ」などはハーブを傷める「害虫」です。
パッと見て「全部ダメ!」とならず、どんな虫がいるか種類を見分けることも大事なポイント。
私はテントウムシを見つけたら「おお、頼んだぞ~!」という気持ちでそっとしておきます(笑)。
ネットや本で虫の特徴を調べて、「駆除する虫」「見守る虫」を分けてみると、ぐんと管理が楽になりますよ!
③風通しや日当たりの管理
ハーブを元気に育てるためには、「風通し」と「日当たり」がとても大切です。
風通しが悪いと湿気がこもり、カビや虫が発生しやすくなります。
ベランダや庭で育てるときは、なるべくスペースに余裕を持たせて配置しましょう。
葉っぱが混み合いすぎたら、適度に間引いて風を通してください。
日光がしっかり当たる場所を選ぶことで、ハーブの香りも強くなり、健康的に育ちます。
逆に「日当たりが悪い」「ジメジメしている」と、虫が寄りやすい環境になるので要注意。
家の中で育てる場合も、定期的に窓を開けて風を通すことを意識してくださいね!
④土壌や肥料の選び方
土壌や肥料選びも、虫対策には大きなポイントです。
水はけの悪い土や、肥料をやりすぎた土は、ハーブが弱って虫がつきやすくなります。
「ハーブ用培養土」や「腐葉土入りの土」を使うと、根腐れしにくくなり、虫害も減りやすいです。
肥料は「控えめ」を心がけて、葉の色や成長具合を見ながら追加するのがコツ。
また、土の表面に枯葉やゴミが溜まると、コバエやナメクジの住処になりやすいので、定期的に掃除してください。
土と肥料を整えるだけで、びっくりするくらい虫が減りますよ!
私も市販のハーブ用土に変えた年は、虫トラブルが本当に少なかったです。
⑤家庭でできる簡単な虫対策
「できるだけ手間をかけたくない」「薬剤は使いたくない」方におすすめの簡単な虫対策もたくさんあります。
たとえば、「アルミホイルを土の表面に敷く」と、光の反射でアブラムシなどが寄りにくくなります。
また、「コーヒーの出がらし」や「唐辛子の粉」を鉢の周りにまくと、ナメクジ対策になります。
お酢を薄めてスプレーするのも、虫除け効果がありますが、葉にかけすぎないよう注意しましょう。
家庭で手に入る材料で手軽にできるので、まずはこういった方法から試してみるのもアリです!
私は夏になると「アルミホイル作戦」をよく使っています。見た目もなんとなくオシャレです(笑)。
⑥収穫後の管理と清潔さ
せっかく育てたハーブも、収穫後の管理をおろそかにすると、虫やカビの発生源になることがあります。
収穫した葉や茎は、早めに使い切るか、乾燥させて保存しましょう。
水洗いするだけで多くの虫や卵は落とせるので、使う前には必ず洗ってください。
保存容器や袋も清潔に保つことで、虫やカビの発生を予防できます。
特に、冷蔵庫で保管する場合は密閉袋や保存容器を使うのがおすすめです。
「最後まで清潔に」が美味しく安全にハーブを楽しむコツですよ!
⑦初心者がやりがちなNG例
ハーブ初心者が陥りがちなNG例もチェックしておきましょう。
たとえば「水やりのしすぎ」「葉が混み合っていてもそのまま」「虫を見つけても放置」「いきなり強い薬剤を使う」などは失敗のもと。
また、「元気がないから」と過剰に肥料をあげすぎると、逆にハーブが弱って虫の標的になります。
「面倒くさい」と思わず、毎日少しだけ気をかけることで、失敗も減らせます。
わからないことはネットや本、経験者に相談してみるのもおすすめですよ。
最初は失敗もありますが、それも含めてガーデニングの楽しさ!無理せず続けていきましょう。
まとめ|ハーブに虫が寄ってくる理由と対策を知れば安心!
主な虫が寄るハーブ | 虫の種類 | 詳細リンク |
---|---|---|
バジル | アブラムシ・ハダニ・ヨトウムシ | バジルに寄る虫の種類 |
ミント | ハダニ・アブラムシ・ナメクジ | ミントに寄る虫の種類 |
ローズマリー | ヨトウムシ・アブラムシ | ローズマリーに寄る虫の種類 |
ラベンダー | ハダニ・アブラムシ | ラベンダーに寄る虫の種類 |
レモングラス | ハモグリバエ・アブラムシ | レモングラスに寄る虫の種類 |
ハーブは虫除け効果で人気ですが、実はバジルやミントなど一部のハーブは虫が寄りやすい一面もあります。
アブラムシやハダニ、ヨトウムシなど、ハーブごとに好む虫が異なるので、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。
虫が寄る理由を理解し、予防や駆除方法を取り入れることで、家庭菜園がグッと快適になります。
風通しや水やりのタイミング、土の管理やコンパニオンプランツなど、簡単な工夫だけでも効果は抜群です。
ぜひ、ハーブと虫のバランスを知って、自分らしいガーデニングライフを楽しんでみてください!